…などと供述しており

タナカのようなもの

書きたいことを書く前にフリック入力で長文を書く回その1

はじめまして、タナカルイです。タナカルイとは、毎日夕方になるとどこからともなく都内のライブハウスに現れ、音楽を食べ、満足するとツイッターランドへ帰っていくタイプのおばけのこと。このおばけは音楽が大好きで、しかしどんな音楽が好きなのかと聞かれては毎度毎度答えに窮しながら暮らしてきました。しかし最近得た答えがひとつ、「音楽という概念が好きです」。我ながら意味がわからないですが、それ以上聞き返されることもないので良しとしています。たぶん相当に頭と耳、それに心がイカれていらっしゃる、そんなおばけです。

そんなおばけがブログを始めてみました。拍手!実はこのブログは相当前に開設だけしてあったものです。ズイショさんという世にも恐ろしい怪物ブロガーさんがいらっしゃるのですが、彼の記事が好きすぎて全エントリの遡行を無事完遂、その旨を本人に伝えたところ「じゃあもう書くフェーズなんじゃね?」って、「じゃね?」は語尾が上がってるギャル男みたいな感じのあれなんですけどあのテンションで言われて、わたしは頭がよろしくないですから、「マジで?!せやな!それな!」と言いながらいそいそ空っぽのブログを開設したわけです。今日まで1エントリたりとも書かなかったのは、筆がというか気が進まなかった以上の理由はなく、今日書き始めたのは、筆も気も進んでいるからです。とはいえ書きたいこと、つまり音楽へのあふれてやまぬいやらしい愛を記述するには、いささかどころではなく自らの筆ないし右手親指と脳内のアウトプット回路へ不安があるもので、この記事と今後書くであろう数記事については筆慣らしです。つまり内容は無いです。ゼアイズナッシンアイキャンドゥフォーユー。これはチャットモンチーの何らかの歌の一部です。

この文章は現在入浴中のタナカルイの右手に握りしめられた、「握りしめ」っつったってそんなに力は入ってないですけど、右手に握りしめられしiPhone6Sのキーボードを右親指でフリック入力することによってたった今4:50ですがそのたった今書かれています。ブログを書く気にならなかった理由のひとつはPCがぶっこわれてしまっていて、10歳にしてブラインドタッチを習得せし黄金の両手の黄金の指が活かせないからだったのですが、そんなこと言っても気が進んじゃったもんは仕方がないから仕方なくフリック入力で妥協してこうやって一文字一文字を「ひ と も じ ひ と も じ」っつって書き進めている。わたしは少なくとも自らの書く文章、特に長文、それがiPhoneによって形成されているものである場合そのクオリティを自ら信頼できません。今も書きながら信頼できねーなと思っています。ご覧の通り改行もなく思ったことを思ったままだいたい1/300くらいのペースでアウトプットしたものの体裁自体そもそも読み物としてのクオリティに信頼を抱くことができないのは想像に難くないと思われますし、そして少し未来の話、現在4:55その少し未来にこれを投稿するさい、読み返しもせずにインターネットの海へ「ソーレッ!」つってほうり投げます。だからせめてPCで、キーボードで、あのサイズ感のモニターで書いたものなら少しは読みやすいとかそういう配慮もしながら書けようと思いますけれども、いかんせんその手段はいま採ることができず採ることのできないものについてクヨクヨ考えたりクヨクヨ書いたりしたって仕方ないじゃないですか。書いてるけど。5:00、今日の筆慣らしは以上です。